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早朝、事務所を訪れたのは40歳の奥様だった。
夫婦でコンビ二を経営しているという。
数年前に脱サラから夫婦で始めたコンビニ経営も、ようやく軌道に乗り始めた。
アルバイト任せでも十分やっていけるのに、夫(45)は週2回、夜9時からの店番に出かける。
「絶対に怪しい」と依頼者は言う。
早速、夜勤中の夫の行動を探ることにした。
その日は夫と、アルバイトの男女2人の計3人で働いていた。
郊外にある店なので、深夜12時を過ぎると客足が途絶えてしまう。
午前1時過ぎ。バイトの男(24)の方が、店の裏手にある駐車場の掃除を始めた。
夫とバイトの女(20)は見計らったように、店の奥にある控え室に姿を消す。
15分ほどで2人は戻ってきたが、なぜか夫はレジからお金を取り出し、女に手渡している。
3日後の深夜。またまた2人が同じ行動を取り始めたので、客のふりをして店内に”侵入”することにした。
「すいません」と控え室に向かって声を掛けると、中から大慌てで女が出てきた。
女がシャツのボタンを掛け違えていたのには笑ったが・・・。
その後、依頼者は控え室に隠しカメラを設置。夫の”援助交際”の現場をビデオにばっちり押さえた。
夫婦間も仕事も、せっかく軌道に乗り始めた船だったはずだが・・・。
その船は現在、離婚調停中と聞いている。 |
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