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木藪日記
第46回
ちょっと、いい話

依頼調査: 浮気調査
対象者: 夫(34歳)
イラスト
<概要>
「毎日、夫(34)は深夜にタクシーで帰ってくるのです。休みも、ほとんど家に居ないし・・・。たぶん浮気でもしているんですよ!」
依頼者の妻(27)は投げやりにそう言い、私から目をそらした。
御主人は、中堅メーカーの営業係長とのこと。
依頼者の妻は、商社OL。
夫婦共働きで、スレ違いの生活が半年以上続いているらしい。
「もう、別れようと思って・・・」
妻は離婚をほのめかした。生活力のある妻は強い。
離婚の意思が固まりつつある妻は、夫の浮気の事実など、何かきっかけが欲しいのだろう。
早速、尾行調査を始める。
夫は朝一番に出社し、終電間際まで仕事をしてから会社を出る。
電車の中では疲れているのか、居眠りを始め必ず乗り過ごしてしまう。
そこからタクシーで帰宅する。
また、土日はスーパーで新製品の即売会に、ハッピを着て陣頭指揮を執っていた。
2週間びっしり張り付いたが、ほこりはひとつも出てこない。
まじめで、仕事熱心な営業マンだ。

「新製品のプロジェクトリーダーを命じられ、突然忙しくなっただけ。ご主人は潔白ですね。」
調査結果を聞いた妻は「全然知らなかった・・・。」と言葉を詰まらせ、「私、仕事を辞めて夫を支えていきます」と満面に笑みを浮かべた。
浮気調査は”クロ”のケースが大半だが、ごくたまにちょっといい話がある。
だからこの商売はやめられない。
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