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木藪日記
第24回
おあそび!?

依頼調査: 身辺調査
対象者: 婚約者
イラスト
<概要>
仕事で感情移入することはないが、この件だけは別だった。依頼者は、英会話講師の32歳の女性。女優の大塚寧々似の美人だ。
バーで知り合った同い年の青年実業家から「仕事を辞めてくれ。一緒に渡米してほしい」と誘われ、100万円の婚約指輪を買ってもらった。彼女は渡航を決意し男と深い仲に発展。旅費の100万円は彼女が立て替え、仕事もやめたが、出発当日になって、彼は空港に来なかったという。
「携帯電話も通じません。事件に巻き込まれたんじゃないかと心配で……」
結婚サギの線も疑ってみたが、金銭的につじつまが合わない。
2週間の調査で、彼が青年実業家ではないこと、普通の商社マンで、神奈川県内のマンションで妻と5歳の娘と3人で暮らしていることが分かった。
事実を伝えると、彼女は「彼、都内のマンションで1人暮らしでしたけど」とキツネにつままれた様子。実は、男は資産家のボンボンで、都内に秘密の“連れ込み専用マンション”を借りていたのだ。
男の本宅を依頼者とともに訪ねると、彼は「遊びたかった」とシラッと言った。「(慰謝料は)50万円でいいか。持ち合わせがこれしかない」と財布から札束を取り出した。
彼女も私も、そして彼の奥さんもボー然。彼女の誠意を踏みにじり、仕事までやめさせておいて、その態度はないだろうよ。怒りに手が震えた。その後、奥さんを交えた修羅場になったが、当然の報いである。
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