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木藪日記
第17回
押しに弱い女の災難

依頼調査: 嫌がらせ防護
対象者: 自称30歳男性
イラスト
<概要>
「写真を取り返してほしんです」ーーー依頼者は、女優の菅野美穂に似た女子大生(21)だった。
事情はこうだ。出会いのサイトで知り合った自称30歳の中年男と1回だけ会った。
「頼むから」と何度も懇願されて、仕方なしにホテルに付き合うことに。そこで無理やり“ハメ撮り”されて、その写真をネタに脅されている。
「“会ってくれないと写真をばらまいちゃうぞ”ってメールがしつこくて」と彼女。押しに弱い性格であることは一目で分かる。
男の手掛かりは名前と携帯電話の番号、自分の髪が薄いことを気にして「毎日ヘルメットをかぶっているからね」と言い訳したことだけだったが、どうにか素性を突き止めた。
ゼネコン営業課長(40)で、妻と小学生の娘と3人で郊外の賃貸マンションで暮らしている。10歳もサバを読んでいたことはさておき、どうひいき目に見ても脂ぎった、単なる冴えないオヤジである。
私が仲介役になって、男と依頼者の3人で喫茶店で会うことに。男は未練たらたら。数時間にわたる説得で写真を取り返すことはできたが、なぜ、彼女があんな男と関係を持ったのか。いまだに不思議である。
別れ際、男は「困らせるつもりなんてなかった。本当に好きなんだ」と彼女の耳元でささやいたという。懲りないヤツ。いつか痛い目に遭うだろう。
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