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kiyabu
木藪日記
第1回
ダブルヘッダークリスマス

依頼者:妻(30)専業主婦
対象者:夫(42)パソコン販売会社経営
イラスト
<概要>
結婚9年目で二人の間には小学1年生の男の子がいる。
ここ数年のIT景気で対象者の仕事は多忙を極めているが、生活はかなり潤った状況であった。
しかし今年に入ってからIT業界にも不況の波が押し寄せ、これまでの仕事量が激減した。これによって家計の経済的悪化は免れなかったが、皮肉にも仕事量が減ったおかげで、対象者の時間的余裕が増え、自由な時間を利用して遊ぶことが多くなってきた。
ある日、妻は対象者の携帯電話に届いていたメールを偶然見てしまう。「今度のクリスマスイブにはビトンのカバンが欲しいの…」などと、明らかに浮気のメールがあることに気が付いてしまう。

<調査期間>
12月24日 10:00〜帰宅まで

<調査内容>
午前中から家族で過ごし、渋谷近辺をふらつく。子供にはライトオンにて3000円ほどの格安の服を購入し、妻にはGAPで購入、それぞれのクリスマスプレゼントにする。
早めにとった夕食もロイヤルホストという、あまり手の込んでいない演出で、明らかに手抜きであった。
その後、20時頃に家族と別れ、車で横浜へと向かう。
そこでは30歳前後の不倫相手と落ち合う。シングルマザーっぽく、子供(小学1年生ほどの女の子)も一緒にいた。同じような家族構成な感じであるが、ホテルの高級レストランでの食事、プレゼントもブランドもの。明らかに金額のかけ方が自分の家族と異なっていた。

<報告後>
同じような過ごし方をしているも、不倫相手には豪華な扱いで、依頼者は安く扱っていることに激怒していた。確かに金額として一桁違っていた。
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